成長に繋がる褒め方・叱り方を実践しよう
後輩ができればその後輩の仕事などについて褒めたり、叱ったりする機会が自然と増えます。褒めすぎて調子に乗ってしまうこともありますし、叱って仕事に影響が出るほど落ち込まれることもあります。しかし、後輩を育てることを考えた場合には、褒めてやる気を出させることも大切ですし、しっかりと反省すべきことは反省してもらうように注意することも大切です。そして憧れを持たれる人は褒め方と叱り方がとても上手です。上手に後輩を成長させられる憧れの人になるためにも、褒める叱るを上手にできる先輩になりましょう。
上手に褒めるテクニック
まずは後輩を上手に褒めるテクニックからご紹介します。まず、後輩を褒める目的ですが、正しい行いをしっかりと認識させること、精神的にモチベーションを高めて仕事をこなしやすい状態にすること、そして自信をつけさせてもっと難しい仕事へ挑戦させることの大きく3つの目的があります。
この中でも特に正しい行いは正しいと認識させることはとても重要です。後輩が何かを進んで行った場合に、褒めることで「これは正しいことで良い行い」という認識をさせることができます。逆に褒めないでいると特に意味のないことをしたと思わせてしまうことに繋がってしまい、やらなくなってしまうことがあります。
そして褒める方法として、一方的に褒めるということをなるべく避けた方が褒められたことを感じやすいです。例えば、「えらいね」と褒めるよりも「私は」といった主語をつけて「君のそういう観点に私は感心する」というニュアンスで言うようにしましょう。
上手に叱るテクニック
叱る場合には褒める時よりも注意が必要です。まず、叱る目的には、間違いを気づかせること、組織的に規律を守らせるように促すこと、そして反骨心から奮起させることの3つの目的があります。
そして叱り方としては徐々に厳しくしていくことが大切です。最初から怒鳴り散らすのではなく、最初は相手の言い分を聞き、受け入れて再発防止を促すようにソフトに注意しましょう。そしてそれでも再発した場合には少し厳しめに注意をしましょう。再再発してしまった場合には、かなり厳しめに叱って周囲の人たちにも示しがつくように叱りましょう。
ポイントとして、最初から厳しく叱ってしまうと関係性が崩れる可能性もあるので、まずはソフトに注意することから始めることです。人間ですのでイライラしてしまうかもしれませんが、最初はぐっとこらえてソフトに叱るといった、関係を大切にした叱り方をしましょう。